WMSとは、Warehouse Management Systemの略で、倉庫管理システムを意味します。今回は、数あるWMS(倉庫管理システム)の中からより自社にあったシステムを選定するための、注意ポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
目次
WMS選定時のステップ
WMSの導入を検討する際のステップは以下の通りです。
①導入目的・課題の洗い出し
WMS導入には、コストだけでなく、選定するまでの手間や時間もかかります。導入後のミスマッチを防ぐためにも、自社で抱える物流業務の課題をしっかりを洗い出すことが必要となります。
以下の各業務で、具体的にどのような課題があるのか検討してみましょう。
☑︎入出庫管理
・スムーズな入出庫ができているか
・モノと情報の齟齬がないか など
☑︎在庫管理
・エクセルなどで管理している場合、入力に時間がかかりすぎていないか
・入力ミスや伝達ミスは発生していないか
・社内で一貫した数値が共有されているか など
☑︎商品管理
・社内で業務が統一されているか
・品質管理は十分に行えているか
・「なにが・どこに・どのくらいあるのか」が明確か など
☑︎返品管理
・返品が起きる場合の業務はマニュアル化されているか
・返品された商品の在庫は、リアルタイムで在庫データに反映されているか など
☑︎帳票管理
・納品書や発注書など、各帳票の作成に時間がかかりすぎていないか
・一目瞭然の帳票管理がされているか など
☑︎棚卸管理
・スムーズに棚卸しができているか
・業務が標準化されているか など
②候補選び<第一段階>
自社で抱える課題を浮き彫りにし、それに基づいてシステムを選定します。第一段階として、候補システムを絞り込むためのポイントは以下の通りです。
☑︎機能
・自社の課題を解決できるかどうか
・売上拡大や事業戦略変更に伴い、機能を柔軟に変更できるかどうか
☑︎タイプ(クラウド・パッケージ・オンプレミスより選定)
各タイプ別におすすめなECサイトをご紹介します。
・短期的または中期的に利用したい
・導入コストを抑えたい
・導入前に実際に利用することで、自社に合うか確かめたい
・スピーディーに導入したい
・(アウトソーシング事業など)社内外からのアクセスも可能にしたい
・短期的または中長期的に利用したい
・カスタマイズを行わずにできるだけ早く利用したい
・信憑性の高いシステムを利用したい
・システムの管理はベンダーに任せたい
・中期的または長期的に利用したい
・高いセキュリティを確保したい
・自由にカスタマイズして、自社に合ったシステムを構築したい
・システムの管理を自社で行いたい
③候補選び<第二段階>
続いて、システムをより絞り込むために着目すべき点をご紹介します。この時点で、3つ程度に絞り込むことができれば、理想的です。
☑︎サポート体制
システムの運営会社やベンダーによるサポート内容に着目しましょう。
ECサイトでのWMSを検討している場合、運営会社が自社ビジネスに精通しているか、EC事業へのノウハウを有しているかという点も注意する必要があるでしょう。
☑︎強み
サービスの差別化が難しいWMSだからこそ、各システムの特有の強みや、特化している業界などは注力して見極める必要があるでしょう。
☑︎実績
検討中の候補システムのこれまでの実績に目を通すようにしましょう。
とくに、自社と同じ業界や類似したビジネスモデルをもつ企業による導入がある場合、自社とマッチする可能性も高いといえるでしょう。
☑︎導入前の無料お試しの有無
とくに、クラウド型システムを検討している場合、無料トライアルの有無にも着目しましょう。実際に利用することで、必要な機能を見極められたり、導入後の社内での浸透のしやすさなどを見極めることができます。
④お問い合わせ・見積もり
実際に絞り込んだシステムの運営会社へ問い合わせ、見積もりを行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 WMSの選定や導入には、多くの時間や労力、コストが発生します。導入後のミスマッチを防ぐために、初期の段階で、課題や導入目的、コストなどを明確にすることが重要です。気になるサービスには、気軽に問い合わせてみることもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください!
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