おすすめの在庫管理システムは?どうやって比較すればいいの?と気になっていませんか。
在庫管理システムは、業界ごとにそれぞれ以下のサービスがおすすめです。
・mylogi
・ロジクラ
■製造業におすすめの在庫管理システム
・アラジンオフィス
・zaico
・みえぞう
・i-Reporter
■小売業におすすめの在庫管理システム
・CASHIER
・スマレジ(リテールビジネスプラン)
・poscm plus
■食品業におすすめの在庫管理システム
・W-KEEPER
・クラウドトーマスPro For foods
・楽商フーズ
・豪商
■医療業界におすすめの在庫管理システム
・Medicine Supervision
・スマートマットクラウド
・Musubi AI在庫管理
・ODSS
■在庫管理システムと連携できるその他システム
・楽商
・CROSS MALL
・TEMPOSTAR
・ネクストエンジン
・アシスト店長
この記事では他にも在庫管理を選ぶ時の比較ポイントや、導入のメリット・注意点なども紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
EC・通販におすすめの在庫管理システム2選
EC・通販におすすめの在庫管理システムは、以下の2つになります。
・mylogi
・ロジクラ
それぞれ見ていきましょう。
mylogi
・多モール対応受注管理
・フリーロケーション管理機能
・コールセンター機能
・まとめピッキング・出荷検品機能
・在庫自動引当機能
・カンタン帳票出力
・バーコード管理機能
・出荷完了メール一括送信
・履歴管理・荷物追跡機能
料金
・初期費用 ¥0~
・月額 ¥15,000~
◆おすすめポイント
mylogiは、当社アートトレーディング株式会社が提供している在庫管理システムです。
mylogiの強みは、ECや通販で必要な機能がすべて網羅されているというところ。在庫管理システムの基本機能が搭載されているのはもちろん、ECサイトやECモールに在庫情報を連動できる受注管理の機能も搭載されているので、商品の受注から出荷までをミスなく効率的に行うことができます。
また在庫管理システムの機能では、”複数倉庫管理機能”が搭載されているので、自社の倉庫だけではなく、他の倉庫(Amazonや楽天の倉庫や実店舗など)の在庫管理をすることも可能です。システムの使い方に関しても専任のスタッフが事業者に合った方法をレクチャーしていくので、慣れない倉庫スタッフも安心してシステムを使いこなすことができますよ。
なお、アートトレーディング株式会社は累計15年、取引者数200社以上のECサイト制作・運営経験を持つため、在庫管理システムに関する相談だけではなく、受注から物流業務の効率化に関する相談や、ECサイトの運営に関する相談も一気通貫で対応することが可能となっています。
\mylogiについてもっと詳しく知りたいなら/
公式HP:)https://www.mylogi.jp
ロジクラ
・出荷作業をiPhoneでする事ができる
・スマホアプリで簡単にピッキングやバーコード管理ができるので、ミスを削減できる。
・導入前にトライアル期間が14日間あるのでその期間中に導入前のヒアリングをしてもらう事ができる。
・倉庫委託より圧倒的低コスト
・追跡番号をスキャンして記録
・受注管理システムのネクストエンジンやShopifyと連携可能
料金
・Liteプラン ¥ 9,000/月
・Standardプラン ¥ 25,000/月
・Premiumプラン ¥ 40,000/月
◆おすすめポイント
ロジクラは株式会社ロジクラが運用しているクラウド型在庫管理システムです。
ロジクラの最大の特徴は低価格で利用できることにあり、一番安いプランであれば¥9,000/月~使うことができます。
また、「ロジクラ」はPCやiPhoneから利用することができることに加え、従来のエクセルでの管理も行う必要がありません。
公式HP:)https://logikura.jp/
製造業におすすめの在庫管理システム4選
製造業におすすめの在庫管理システムは、以下になります。
・アラジンオフィス
・zaico
・みえぞう
・i-Reporter
それぞれ見ていきましょう。
アラジンオフィス
・工程進捗管理機能が搭載されている
・案件単位での原価管理が可能
・システムを自社の課題に合わせてカスタマイズできる
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
アラジンオフィスは、株式会社アイルが提供する在庫管理システムです。業界ごとに性能が異なる在庫管理システムをそれぞれ提供していますが、ここでは製造業向けの在庫管理システムについてを紹介していきます。
製造・加工業向けアラジンオフィスの最大の強みは、通常の原価や粗利、ロット管理だけではなく、製造する機械や商品別での工程・進捗管理もできるところと言えるでしょう。
またアラジンオフィスは、事業者に合わせてシステムのカスタマイズが可能になります。専任の担当者が付き、事業者の課題に合わせたシステムを構築していくので、確実に業務の改善が見込めますよ。
公式HP:)https://aladdin-office.com/ex/seizoukakou/
zaico
・導入料金が安い
・バーコード管理が可能
料金
・初期費用 ¥0
・月額¥4,378~¥43,780
◆おすすめポイント
zaicoは、株式会社ZAICOが提供する在庫管理システム。
最大の強みは、何より導入料金が安いこと。zaicoは、月額料金4,378円~最大43,780円で利用することが可能です。
機能は、「在庫情報のクラウド管理」「入庫・出庫スキャン」「複数拠点の在庫管理」「棚卸機能」「発注点管理」といったシンプルな在庫管理機能が一通りそろっていて、バーコードのスキャンはスマホでも対応可能です。
そのため、安い料金で在庫管理の一通りの機能を使いたいという製造業の事業者さんにおすすめのシステムといえるでしょう。
公式HP:)https://www.zaico.co.jp/
みえぞう(生産管理支援型)
・製品や仕掛品、部品の見込生産/受注生産に特化。
・階層無制限の部品構成表(BOM)標準搭載。
・所要量計算から不足数量の自動算出。
・必要機能だけの選択で導入・管理コスト削減。
料金
月額29,800円~
◆おすすめポイント
みえぞう(生産管理支援型)は、製品や仕掛品、部品の見込生産/受注生産を行っている製造業様に最適な在庫管理システムです。
この在庫管理システムは、階層無制限の部品構成表(BOM)を標準搭載し、所要量計算から不足数量までを自動で計算。これにより、製造業の複雑な業務を劇的に簡略化し、効率を飛躍的に向上させます。
また、データ連携と自動計算機能が、入力ミスを予防し、時間とコストを節約。そして、SaaSとして提供されているため、必要な機能だけを選び、導入や管理のコストを低減させることが可能です。
i-Reporter
・一括&連続読み取りが可能。
・事前に指定したバーコードだけをピンポイントで読み取り。
・事前にリストを用意することで、バーコードの正誤判定が瞬時に可能。
・直感的な操作で現場の効率化。
・iPad, iPhone, Windowsで動作。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
i-Reporterは、製造業に特化した在庫管理システムです。
一番の強みは、バーコードの一括&連続読み取りが可能なこと。大量の異なるバーコードが混在していても、事前に指定したものだけをピンポイントで捉え、定期的な棚卸やピッキング作業を驚異のスピードで進めることができます。
また事前にリストを用意すれば、読み取り予定のバーコードとの正誤判定がスキャン機能で瞬時に可能となり、間違ったバーコードを即座にアラート表示することができます。もちろん操作は直感的で、効率の良い作業を現場で実現できます。
さらにi-Reporterでは、専用のハンディターミナルは不要。iPad, iPhone, Windowsで動作できるため、従来のコストを5分の1以下に削減することが可能です。
食品業におすすめの在庫管理システム4選
食品業におすすめの在庫管理システムは、以下の通り。
・W-KEEPER
・クラウドトーマスPro For foods
・楽商フーズ
・豪商
それぞれ見ていきましょう。
W-KEEPER
・賞味期限から出庫限界日を自動判定。
・同一商品でも荷主毎の1/2ルールや1/3ルールを適用。
・5種類の汎用KEYで多様な業種・品目の管理を実現。
・商品ごとの管理項目指定や必須項目制御。
・温度帯管理が1ロケーション毎に設定可能。
・商品とロケーションの紐づけで誤入庫を防止。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
W-KEEPERは、食品専門の倉庫に特化した在庫管理システムです。
一番の強みは、賞味期限から出庫限界日を自動的に判定する機能が搭載されている所。同一商品でも荷主毎の1/2ルールや1/3ルールを適切に適用することができ、多様な業種・品目の管理を簡単することができます。
また商品ごとの管理項目指定や必須項目制御で、入力漏れの心配もありません。
さらに、温度帯管理は1ロケーション毎に設定が可能で、商品とロケーションの紐づけにより、間違った温度帯への入庫を防ぎます。
クラウドトーマスPro For foods
・出荷データ引当時の使用期限アラート機能。
・賞味期限が切れた商品の出荷制御。
・入り数別(ケース/バラ)の管理が可能。
・作業時間の大幅短縮。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
クラウドトーマスPro For foodsでは、出荷データ引当時に使用期限内かどうかのアラートチェックが自動的に行われ、「出荷するもの・しないもの」を即座に制御します。
さらに、ケースやバラといった入り数別の管理もスムーズに。
商品の管理形態ごとに、保管から検品、そしてピッキングまでの一連の作業を効率化し、作業時間の大幅な短縮を実現します。
楽商フーズ
・標準機能としてトレーサビリティ、賞味期限管理搭載
・多彩な販売単価、荷姿別単価の設定が可能
・「帳票レイアウタ」で伝票作成、「明細自由集計表」で自由集計が可能
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
『楽商』フーズは、食品業界に特化した先進の販売在庫管理システムです。
その最大の魅力は、トレーサビリティ機能や賞味期限管理を標準で取り入れているだけでなく、多彩な販売単価設定や荷姿別単価にもしっかりと対応できるところ。
また、CRMを利用した定番品の簡易入力や、誤出荷や誤入荷を防ぐためのハンディターミナルの利用が可能です。
さらに、得意先指定の伝票を自分たちのスタイルで作成する「帳票レイアウタ」や、データを自由に集計する「明細自由集計表」など、食品業界の業務を効率化・高度化するための多機能を搭載しています。
豪商
・食品業必須の機能を豊富に搭載。
・複雑な業界機能もシンプル操作で、業務効率化を実現。
・事業者に合わせた高い拡張性を持ち、カスタマイズ可能。
・全国のパートナー企業が提供する地域密着型のサポートで、どこでも安心利用。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
豪商は、食品業向けの製造・在庫・販売管理システムです。
このシステムの強みは、トレーサビリティのサポートや賞味期限・産地管理、製造管理といった食品業で必要な機能を豊富に取り揃えているところ。
複雑な業界特有の機能もシンプルに操作でき、その結果として業務の効率化を大きく前進させることが可能です。
また事業者に合わせて、高い拡張性を備えたカスタマイズも可能。何より、全国のパートナー企業が提供する地域に密着したサポートにより、どこにいても安心して利用することができます。
小売業におすすめの在庫管理システム3選
小売業におすすめの在庫管理システムは、以下になります。
・CASHIER
・スマレジ(リテールビジネスプラン)
・poscm plus
それぞれ見ていきましょう。
CASHIER
・自由自在に設計可能なマルチチャネルPOSシステム
・幅広い決済方法のサポート
・EC在庫連携や基幹システム連携による一元管理
料金
・スタータープラン: 月額0円から始められる基本プラン。
・プロフェッショナルプラン: 豊富なハードウェアオプションを組み合わせられる、1台あたり月額4,400円のプラン。
・モバイルオーダープラン: お手軽にモバイルオーダー機能を導入できる、1店舗あたり月額3,000円のプラン。
◆おすすめポイント
CASHIER(キャッシャー)は、店舗の運用に合わせて自由自在に設計できる、革新的なマルチチャネルPOSシステムです。
Android OSをベースにしたPOSレジから、セルフレジ、モバイルオーダー対応、幅広い決済方法に至るまで、店舗運営のあらゆるニーズに応える高度な機能を備えています。
EC在庫連携や基幹システム連携など、オリジナルのカスタマイズも低コストで可能にし、店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現します。
公式HP:)https://cashier-pos.com/
スマレジ(リテールビジネスプラン)
・スマートフォンやタブレット端末で操作可能
・基本のPOSレジ機能に加えて、店舗の在庫管理機能を利用可能
・料金が手軽
料金
・初期費用 ¥0
・月額 ¥15,400
◆おすすめポイント
スマレジは、株式会社スマレジが提供するスマートフォンやタブレット端末を用いたPOSレジシステムです。
スマレジの「リテールビジネスプラン」では、基本機能のPOSレジ機能に加えて、店舗の在庫管理機能を利用することができます。
在庫管理機能自体も、棚卸や発注、入荷出荷、店舗間移動など高度な機能を利用することが可能。料金も、月々15,400円で利用することができるので、利用事業者からも「手軽で高機能なシステム」と評判ですよ。
公式HP:)https://smaregi.jp/product/inventory.php
poscm plus
実店舗とECの一元管理が可能。
20年以上の実績に基づく高精度データ蓄積。
ファッションから多様な小売業界対応。
路面店、百貨店、ショッピングモール等、あらゆる業態の導入実績あり。
お客様の要望を中心としたカスタマイズ可能。
他のシステムとの連携サポートを強化。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
poscm plusは、小売り業界に特化した在庫管理システム。
一番の強みは、実店舗とEC、どちらも一元で管理できるところです。
また20年以上の実績を背景に、ファッションから多様な小売業界のデータを高精度で蓄積。標準的なPOS情報だけでなく、業界ごとの特有の分析ニーズにも柔軟に対応します。
さらに業態や利用環境を問わず、路面店から百貨店、ショッピングモールに至るまでの導入実績が豊富。利用環境に合わせて、お客様の要望を核にしたカスタマイズが実現可能です。
そして、poscm plusは他のシステムとの連携サポートにも力を入れています。お客様の「実現したいこと」を明確に捉え、単にツールを提供するだけでなく、最適な運用を実現できるようサポートします。
医療におすすめの在庫管理システム4選
医療業界におすすめの在庫管理システムは、以下になります。
・Medicine Supervision
・スマートマットクラウド
・Musubi AI在庫管理
・ODSS
それぞれ見ていきましょう。
Medicine Supervision
・医薬品の発注、検品、入庫、出庫までの管理を効率的かつ正確に行うことが可能
・在庫切れや過剰発注などの問題を防止することができる
・伝票事務の転記ミスや請求ミスを防止するための機能搭載
・薬品の名称や企画だけでなく、仕入れ先コードや購入単価など、病院に応じた項目の設定が可能です。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
Medicine Supervisionは、株式会社電算が提供している医療品在庫管理システムです。
Medicine Supervisionは、医薬品の発注・検品・入庫・出庫までの管理を効率的かつ正確に行うことができるので、「在庫切れ・過剰発注」「伝票事務の転記ミスや請求ミス」を防止することができます。
医療品専用の在庫管理システムとなるので、薬品の名称や企画などの共通項目をはじめ、仕入れ先コードや購入単価など病院に応じた項目の設定が可能です。
公式HP:)https://www.ndensan.co.jp/msv/
スマートマットクラウド
・医療用品の自動発注が可能な在庫管理システム
・医療品の在庫をスマートマット上に置いて保存し、在庫が不足すると自動的に発注を行う
・自動化された発注業務により、医療スタッフの負担を軽減し、ヒューマンエラーを予防
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
スマートマットクラウドは、株式会社スマートショッピングが提供する医療品在庫管理システムです。
スマートマットクラウドの一番の強みは、医療用品の自動発注が可能なところ。
スマートマットという、重さを検知する機械の上に医療品の在庫を置き保存することで、在庫が足りなくなった段階で自動で発注を行ってくれます。
発注業務が自動化されることで、医療スタッフの負担軽減やヒューマンエラーを予防することができますよ。
公式HP:)https://www.smartmat.io/
Musubi AI在庫管理
・AIが処方実績を基に適正在庫量を自動計算。
・次回の患者予定や未納品情報が一目で確認可能。
・店舗間の在庫調整が容易。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
Musubi AI在庫管理は、主に調剤薬局など医療現場の在庫管理に特化したシステムです。
このシステムを利用すれば、アナログ作業に費やしていた時間を半分以下に短縮。AIの力で処方実績に基づいて最適な在庫量を自動計算し、今日の注文リストまでリアルタイムで提案してくれます。さらに、次回の患者の予定や未納品情報も一目で確認可能です。
さらにMusubi AI在庫管理を利用すれば、店舗間での在庫の調整もスムーズに。発注の際、他の店舗の在庫状況も確認可能。不動の在庫を圧縮するための店舗間の融通や、「らくとく売却機能」を利用すれば、不要な在庫の効果的な削減も可能です。
ODSS
・小規模な有床診療所から大規模な500床以上の総合病院まで利用可能。
・低コスト運用が可能。
・病院のニーズに合わせてシステム変更可能。
・トレーサビリティ重視のバーコード入出庫管理で高い安全性と効率性を実現。
料金
・料金は都度問い合わせになります
◆おすすめポイント
Musubi AI在庫管理は、医療現場における在庫管理に特化したシステム。小規模な有床診療所から、大規模な500床以上の総合病院まで、幅広い医療機関で、様々な医療機関で利用でき、導入している病院からは高い評価を受けています。
ODSSの一番の強みは、低コスト運用が可能ということ。専用サーバーの設置や更新費用の心配は不要で、追加ユーザーの登録も無料です。これにより、医療機関は経済的な負担を軽減しつつ、最先端の在庫管理を実現することができます。
さらに、ODSSはカスタマイズにも柔軟に対応。病院ごとの独自のニーズや要望をシステムに反映することが可能で、既存の運用ルールや帳票の利用を継続しながら、新機能の導入をスムーズに行うことができます。
また、ロットや有効期限の管理に関しても、ODSSはトレーサビリティを重視。ロット・有効期限情報を持ったバーコードを用いた入出庫管理を実現し、高い安全性と効率性を保証しています。
在庫管理システムと連携できるその他システム5選
在庫管理システムと連帯できるその他システムは、以下になります。
・楽商
・CROSS MALL
・TEMPOSTAR
・ネクストエンジン
・アシスト店長
それぞれ見ていきましょう。
楽商
・データ入力、書類作成などの機能が標準装備されている
・受発注やロット管理を自動化
・カスタマイズも豊富ですが、業種ごとに分かれている既存の機能も充実している
料金
・初期費用¥400,000
その他利用料金はお問い合わせください
◆おすすめポイント
楽商は1971年から株式会社日本システムテクノロジーが提供している在庫、クラウド型の販売管理システムです。
楽商の強みは、お客様のご要望に応じてシステムがカスタマイズすることができるところ。また分析や集計、発注書・納品書・請求書といった帳票発行機能も標準搭載されていますし、必要があれば、会計ソフトのデータ連携も可能です。
加えて、楽商は自社にサーバーを設置せずに、AWS(アマゾンウェブサービス)を活用したクラウドソーサービスの提案も可能です。実装することでサーバー管理から解放され、BCP対策まで対応可能になります。
公式HP:)https://www.rakusyo.jp
CROSS MALL
・在庫更新、振り分け業務の自動化で、タイムラグを発生させない
・アラジンオフィスとの連携可能で、EC運営全般の業務効率を向上させる
・在庫登録は、CSVとの連携で、手入力に加えて、一括アップも可能
料金
・初期費用 ¥0
・月額 ¥5,000~(出店するモール数や商品点数に応じて変動)
◆おすすめポイント
CROSS MALLは株式会社アイルが運営する、商品登録・在庫管理・受注管理・発注・仕入れといった、ECを運営する際に必要な業務をすべて一元管理できるASPソフトです。
Yahoo!ショッピングや楽天市場、アマゾンといった複数ネットショップの在庫自動更新機能が搭載されているため、各ショップを連動させた在庫管理が可能です。
楽天市場内での複数出店のように楽天だけで完結する場合でも、別のアカウントでログインする必要なく、在庫を一元管理できるため売り越し・機会損失を防止します。
公式HP:)https://cross-mall.jp
TEMPOSTAR
・ASPなのでインストールする必要がない
・幅広いモールやカートに対応
・アカウントを複数持つ事も可能・30日間お試し期間あり
料金
・初期費用¥0
・月額¥10,000~
◆おすすめポイント
TEMPOSTAR(テンポスター)は、在庫管理や受注管理、商品管理といったECサイト運営に必要な業務を1つの画面で操作・管理できる一元管理システムです。
「業務を効率化したい」「システムの都合ではなく、自社にフィットした柔軟なカスタマイズができるシステムがいい」といったネットショップ運営者の要望を叶えたのがTEMPOSTAR。
システム機能の定期的な追加やヤフオク!・AmazonFBAマルチチャネルへの標準対応なども大きな魅力です。
公式HP:)https://commerce-star.com/tempostar/
ネクストエンジン
・各ネットショップの在庫連携の自動化、一元化できる
・セット商品にも対応
・オプション機能を自由にカスタマイズできる
料金
・初期費用 ¥0
・月額 ¥10,000~(受注件数に応じた従量課金制)
◆おすすめポイント
ネクストエンジンは、NE株式会社が運営する、SaaS型(クラウド型)一元管理システムです。導入実績業界no.1、契約社数4,739社、受注処理件数約12,955万件、利用店舗数36,004店、年間流通総額9,444億円と実績豊富です。
ネクストエンジンの特徴は以下の3つです。
・ECの現場から生まれたサービス
・変化に強いカスタマイズ性(アプリで機能をカスタマイズ・追加可能)
・導入店舗の成長率は186%
特に注目すべきは3つ目の「導入店舗の成長率は186%」という点です。ネクストエンジンを利用することで、多くの店舗の売り上げがアップしています。システムを導入することで、ただ業務が効率化されるだけでなく、売り上げも上がるのは大きな魅力ですね。
公式HP:)https://next-engine.net
アシスト店長
・複数ECショップの受注を一元管理、作業時間短縮。
・複数店舗の商品コードを統一、理想的な在庫管理実現。
・各種送り状ソフトと連携、発送処理のスムーズ化。
・WEB領収書やWEB納品書の発行機能搭載。
料金
・初期費用 ¥50,000
・月額 ¥25,000~
◆おすすめポイント
アシスト店長は、ECサイトの受注管理システムです。
一番の特長は、複数のECショップからの受注を一元管理することで、作業時間を大幅に短縮できるところ。
アシスト店長が受注管理のコストを完全にカバーし、複数の店舗の商品コードを手間なく統一。それぞれの店舗に応じて在庫を自動で振り分け、反映することで理想的な在庫管理を実現します。
さらに、各種の送り状ソフトとの連携により、発送処理もスムーズに進行。WEB領収書やWEB納品書の発行機能も備えており、全体の業務プロセスをより効率的にサポートすることが可能です。
在庫管理システムの比較ポイント
ここでは、在庫管理システムを選ぶ際の比較ポイントを見ていきましょう。
・クラウド型かオンプレミス型か
・業界に合った内容のシステムか
・他のシステムと連帯できるのか
・アフターケアは充実しているか
・どの端末に対応しているか
それぞれ解説していきます。
クラウド型かオンプレミス型か
まず在庫管理システムを選ぶ際は「クラウド型」か「オンプレミス型」どちらの提供形態のサービスを選ぶか決めていきましょう。
それぞれの提供形態でどういった特徴があるのか、以降で解説していきます。
◆クラウド型
まずクラウド型は、事業会社がインターネット上で提供している在庫管理システムを月額や年額で借りることができます。
クラウド型の在庫管理システムのメリットは
・システムを自ら開発する必要がない
・製作コストがかからない
・セキュリティが高い
・他システムとの連帯ができる
ということが挙げられます。
デメリットをあげるとすれば、「ランニングコストが発生すること」「機能のカスタマイズが難しい」といったことが挙げられますが、現在多くの企業で導入されているシステムだということを頭に入れておきましょう。
※この記事で紹介している在庫管理システムはすべてクラウド型になります。
◆オンプレミス型
オンプレミス型は、サーバーやシステム機器を購入して、自社オリジナルの在庫管理システムをつくる方法です。
オンプレミス型のメリットは、
・自社の業務に合わせた仕様の在庫管理システムができる
・ランニングコストは発生しない
といったことが挙げられます。
しかし、システム開発のために人材や高額な費用、時間がかかるといったデメリットも。そのため、オンプレミス型の在庫管理システムは、最大手の企業などで導入されることがほとんどになります。
業界に合った内容のシステムか
次に導入しようとしている在庫管理システムが自社の業界に合った内容のシステムかを確認するようにしましょう。
なぜなら、「EC・通販」や「製造業」「小売業」「医療業界」などそれぞれの業界によって、在庫の管理方法は異なり、それに伴い在庫管理システムで必要な機能は変わってくるからです。
ここからはそれぞれの業界ごとに、在庫管理システムを導入するにおいて必要な機能などを紹介していきます。
◆EC・通販業界
まずEC・通販業界で、在庫管理システムを導入するなら、「在庫管理システムの基本機能」+「在庫状況をECサイトに連動できる機能」のあるシステムを選ぶのがおすすめです。
というのもECサイトや通販業界の場合、管理は倉庫にある在庫数だけではなく、ECサイト上での在庫設定もしっかりと行っていかなければ、「在庫情報が間違っていて商品を送れなかった」といったトラブルが起きてしまう可能性があるからです。
在庫管理システムの中には、「在庫管理システムと受注管理システムが一体型になっているサービス」や、「在庫管理システムに受注管理システムを連帯することができるサービス」も提供されています。ECや通販を運営している事業者さんは、在庫ミスをおこさないためにもこういったサービスを優先して選ぶようにしましょう。
◆製造業
次に製造業で在庫管理システムを導入するなら、「在庫管理システムの基本機能」+「工程進捗管理機能」「加工依頼管理機能」のあるシステムを選ぶのがおすすめです。
というのも製造業は、他の在庫管理と異なり、在庫の部品を加工していく工程があり、そこの管理までをしっかり行っていかないと、部品から完成品の在庫数が合わなくなってしまうからです。
クラウドの在庫管理システムで、製造業に特化したサービスは、正直、数少ないです。唯一この記事で紹介している”アラジンオフィス”という在庫管理システムであれば、細かい工程の在庫数までを追うことができるので、おすすめですよ。
◆小売業
小売業で在庫管理システムを導入するなら「在庫管理システムの基本機能」+「レジ機能」なども搭載されたシステムをおすすめします。
というのも、小売業で在庫管理システムとレジが連帯しているシステムを利用すれば、店舗で商品をレジに通した段階で、すぐに在庫数が反映されるので、余計な在庫確認作業をする必要がありません。
店舗での無駄な作業や商品の在庫不足をなくすためにも、小売業ではレジ機能搭載の在庫管理システムを利用するようにしましょう。
◆医療業界
医療業界で在庫管理システムを利用するなら「在庫管理システムの基本機能」+「薬品管理機能」が搭載されているシステムがおすすめです。
医薬品などの在庫は、医療に使われる薬剤のため用途に合わせて徹底した管理が必要ですし、薬の利用期限なども管理しなければなりません。
そのため医療業界で在庫管理システムを利用するのであれば、汎用性のあるシステムではなく、薬品管理機能が搭載された医療専用の在庫管理システムを必ず使うようにしましょう。
◆アパレル業
アパレル業で在庫管理システムを導入する場合は、「在庫管理システムの基本機能」にプラスして、以下のような機能が搭載されているシステムを選びましょう。
・サイズ、カラーバリエーション管理(SKU)
・シーズン管理
・複数倉庫管理
・返品管理機能
・オムニチャネル対応
アパレル業の在庫管理の特長として、多品種小ロットであるということが挙げられます。またシーズンによって、在庫の入れ替えが必要であったり、複数の倉庫(ECと店舗など)を抱えていることがほとんどなので、こういった条件にも対応できる在庫管理システムを選ぶようにしましょう。
他のシステムと連帯できるのか
在庫管理システムを選ぶ際には、他のシステムと連携できるのかという点も重視しましょう。
それぞれの業種に合わせて、以下のシステムと連携することができるのかを確認しておきましょう。
◆ 受注管理システムとの連携
ECや通販を運営しているのであれば、在庫管理システムと受注管理システムの連携により、受注情報と在庫情報の一元化やリアルタイムな情報共有が可能です。受注管理システムからの受注データを在庫管理システムに自動的に取り込むことで、受注が入った時点で在庫の確保や予約を行うことができます。
◆ POSシステムとの連携
POSシステムとの連携により、店舗での販売データと在庫データの同期が可能となります。販売が行われるたびに在庫が減少し、在庫不足の警告や自動発注が行われることで、効率的な在庫管理が実現できます。
◆ 会計システムとの連携
在庫管理システムと会計システムの連携により、在庫評価や仕入れ費用、売上原価などの情報を正確に反映させることができます。在庫管理システムが自動的に会計システムとデータを共有し、正確な財務情報を維持することができます。
◆ 配送管理システムとの連携
在庫管理システムと配送管理システムの連携により、在庫情報と配送情報を一元化し、リアルタイムでの共有が可能となります。これにより、在庫の正確な管理と迅速な配送を実現し、在庫不足や配送の遅延を最小限に抑えます。
◆連帯が面倒であれば一体型システムも◎
もし「他のシステムとの連帯する作業などが面倒くさい」「すべてのシステムをこれから導入する」という場合は、必要なシステムが連帯されている在庫管理システムを利用するのもおすすめです。
例えば、ECや通販の場合「mylogi」というサービスを利用すれば、それだけで受注管理と在庫管理をすることができます。小売業でいうと「スマレジ」というサービスは、在庫管理とPOSレジシステムが一体になっているので、わざわざ2つのシステムを導入する必要がなく便利ですよ。
アフターケアは充実しているか
在庫管理システムを契約する際は、導入後のアフターケアが充実しているかという点にも目を向けておきましょう。
在庫確認システムは、契約がゴールではなく、導入してから使いこなすまでが大切です。もし導入後「なかなか使いこない…」「システムにトラブルがあった」というようなことが起きた場合に備えて、システム会社が手厚いサポートをしてくれるかどうかを良く確認しておきましょう。
具体的に確認しておくべき内容は、以下をご覧ください。
◆ サポートの質
システムにトラブルが発生した際や操作方法についての質問が生じた時、迅速かつ適切に対応してもらえるかは非常に重要です。
サポートがしっかりしている場合、業務が滞らず、効率的に運用を続けることができます。
◆ サポート対応時間
サポートの対応時間は、トラブルが発生した際や疑問点が生じた時に迅速に対応してもらえるかどうかの指標となります。
24時間365日対応しているサポートや、平日のみ、特定の時間帯のみなど、サービス提供者によって異なるため、事前に確認が必要です。
また、対応時間外に問い合わせをした場合の対応フローも把握しておくと安心です。
◆ サポートの対応方法
サポートの対応方法は、電話、メール、チャット、リモートアクセスなど多岐にわたります。
特定の問題に対して、電話での説明だけでは解決が難しい場合もあるため、リモートアクセスでのサポートが可能かどうかを確認すると良いでしょう。
また、頻繁に問題が発生する場合や継続的なサポートが必要な場合、定期的なミーティングの設定など、柔軟なサポート体制を取っている業者を選ぶことが推奨されます。
◆ トレーニングと研修
新しいシステムを導入する際、倉庫作業スタッフにとっては未知の操作方法や機能が多いことが考えられます。そのためシステム会社が適切なトレーニングや研修を提供してくれるかを事前に確認しておくと安心でしょう。
◆ ソフトウェアのアップデート
システムのセキュリティ維持や機能の向上のために、定期的なソフトウェアのアップデートが必要です。
アップデートの際、追加コストが発生するか、どの程度の頻度でアップデートが行われるか、アップデート内容がユーザーの要求に応じているかなど、事前に確認しておきましょう。
どの端末に対応しているか
在庫管理システムを比較する際は、どの端末に対応しているかも確認するようにしましょう。
以前、在庫管理システムはWindowsやMacなどのPCでしか操作できないサービスが多かったですが、現在はスマホで操作できるシステムも多いです。
しかし、スマホ端末の中でもAndroidには対応しているがiPhoneには対応していないといったケースもあるため、事前に良く操作する端末でシステムが利用できるか確認しておきましょう。
◆検品端末も確認すると◎
また検品作業をする際の操作端末も、在庫管理システムによって利用できるものが異なります。
例えば在庫管理システムによっては、検品の際にスマホを利用できるものもありますし、専用のハンディやRFIDを利用するものもあります。
スマホで検品できるシステムは、一見導入コストを抑えられてお得と思いますが、カメラでのバーコード読み取りに時間がかかったり、作業中に落としやすいといったデメリットもあります。
一方ハンディは、導入コストが若干かかってしまうというデメリットはありますが、バーコードの読み取りが早い、落としても丈夫といったメリットもあることを覚えておきましょう。
在庫管理システムを導入するメリット
ここからは在庫管理システムを導入するメリットを紹介していきます。
・コストが削減される
・在庫回転率が向上する
・業務が自動化される
それでは見ていきましょう。
コストが削減される
ECサイトを用いた販売活動における、削減すべき主なコストは「倉庫維持費」「人件費」の2つが挙げられるでしょう。
在庫管理システムを用いることで、余計な仕入れコストや使用する倉庫の範囲を削減することができます。
在庫回転率が向上する
在庫を正確に把握するだけでなく、分析データを用いたニーズの把握を行うことで、必要最低限、且つ適切な仕入れを実現することができます。
その結果、在庫回転率を高めることにつながります。
業務が自動化される
それまではエクセルなどのデータ管理は手動などで行うことで入力ミスなどの課題がありました。
しかし在庫管理システムの導入によってこれが自動化され、また複数管理も可能になったため、手動入力による悩みが一気に解消されます。
在庫管理システムを導入する際の注意点
ここでは在庫管理システムを導入する際の注意点を紹介していきます。
・導入のコストがかかる
・システムを使いこなすのに時間がかかる
それぞれ解説していきます。
導入のコストがかかる
まず在庫管理システムを導入する際には、コストがかかるということを覚えておきましょう。
通常、在庫管理システムの料金は、月々数万円~で利用することが可能です。
在庫管理の業務効率化で人件費や倉庫維持費が削減されれば、その分導入コストがペイされることになりますが、システムを使いこなせなければ、導入コスト分損してしまうことになりかねないので、注意しましょう。
システムを使いこなすのに時間がかかる
また在庫管理システムは、導入後、使いこなすのに時間がかかるということも覚えておきましょう。
これまでシステムなどを使わずに在庫管理を行っていた従業員は、新しいシステムを使いこなすのに時間がかかります。操作方法をしっかり覚えるまでは、導入前よりも作業に時間がかかってしまう場合があるということを頭に入れておきましょう。
出来るだけ早く従業員に在庫管理システムを浸透させるには、事前に誰が見ても操作ができるようなマニュアルを用意したり、サービスの事業者にデモンストレーションや研修をしてもらうのがおすすめです。
在庫管理システムの基本機能
在庫管理システムに、備わっている基本機能は以下になります。
・入庫管理機能
・出荷管理機能
・在庫管理機能
・返品管理機能
・棚卸機能
・在庫分析機能
・バーコード管理機能
・書類の作成、出力機能
ここではそれぞれの機能についてご説明いたしますが、システムの細かい設定や内包されている機能は異なるので挿入前に細かく確認するようにしましょう。
入庫管理機能
「入庫管理機能」は、入荷した商品の正確な管理と効率的な取り扱いをサポートするためのものです。具体的に、入荷する商品の検品作業などをサポートする点において、以下のような特徴や機能を持っています。
◆商品受領の確認
入荷した商品の数量や品質を確認し、発注したものとの整合性を取るための機能です。例えば、注文した商品数や品種と実際に届いた商品が一致しているかをチェックします。
◆バーコードやRFIDの活用
バーコードスキャナーやRFIDリーダーを使って、商品の情報を即座に読み取り、データベースに入力することができます。これにより、手入力のミスを防ぐとともに、検品作業の効率を向上させます。
◆品質検査サポート
商品が損傷していないか、賞味期限や製造日などの情報が正確であるかを確認するための支援ツールが含まれている場合があります。
◆入庫履歴の管理
各商品の入庫日、供給元、数量などの情報を一元的に管理し、後から追跡や分析が可能になります。
◆返品やクレーム処理
検品時に不具合や過不足があった場合、その対応をシステム上で追跡・管理する機能が組み込まれていることが多いです。
◆自動通知・アラート
発注との不一致や、品質に問題がある商品が検出された場合、関連する担当者に自動的に通知する機能がある場合もあります。
出荷管理機能
出荷管理機能とは、商品や部品が倉庫や保管場所から取り出される際のプロセスを管理・最適化するための機能です。これは、注文に基づいて商品を出荷する際や、製造ラインへ部品を供給する際などに活用されます。
詳しい機能について次から紹介していきます。
◆ 注文対応
出荷管理機能を使用すると、顧客からの注文や内部の生産オーダーに応じて、必要な商品や部品を正確に、そして迅速にピッキングすることができます。
◆ バーコードやRFIDの活用
商品や部品をピッキングする際、バーコードスキャナーやRFIDリーダーを使って商品情報を確認・記録することができ、間違いを防止するとともに作業の効率を向上させることができます。
◆ 出荷履歴のトラッキング
どの商品がいつ、どれだけの数量で出荷されたかを記録し、在庫の動きや売上分析、再注文のタイミングなどを最適化するのに役立ちます。
◆ 自動再注文
商品の出荷に伴い在庫が一定の閾値を下回った場合、自動的に再注文をトリガーする機能があるシステムもあります。
◆ 出荷優先順位の設定
納期が迫っている注文や特定の顧客に対する優先出荷など、出荷の優先順位を設定することができるシステムも存在します。
在庫管理機能
在庫管理機能とは、企業が保有する商品や部品の在庫量をリアルタイムで把握・管理するための機能です。適切な在庫管理により、過剰在庫や在庫切れを防ぐことができ、業務効率を向上させるとともに、顧客サービスの質を維持することができます。
◆ 在庫のリアルタイム監視
システムは、入庫、出荷、販売などのすべてのやり取りに応じて在庫レベルを自動的に更新します。これにより、現在の在庫状況を常に正確に把握することができます。
◆ 最適在庫レベルの計算
商品や部品の需要パターンを分析することで、適切な在庫レベルを維持するための提案を受け取ることができます。
◆ 自動再注文システム
在庫レベルが一定の閾値を下回った場合、自動的に発注を行う機能も含まれていることが多いです。
◆ 在庫の有効期限・ロット番号管理
一部では、消費期限がある商品や特定のロットに関連する問題を追跡・管理するための機能が搭載されているシステムもあります。
◆ 複数倉庫管理機能
複数の倉庫や店舗での在庫を一元的に管理するための機能。在庫間の移動などをサポートします。
返品管理機能
返品管理機能とは、顧客や取引先から返品される商品や部品を効率的に処理し、再入庫や廃棄、修理などの適切なアクションを取るためのシステム内機能です。
詳しい機能の内容を次から見ていきましょう。
◆ 返品の理由の記録
商品が返品された理由(例:不良品、お客様の注文間違い、適切でないサイズなど)を詳細に記録し、将来の品質改善や営業戦略の参考とします。
◆ 返品商品の検査
返品された商品の状態を詳細に確認し、再販可能、修理が必要、または廃棄が必要などのアクションを決定します。
◆ 在庫の自動更新
返品商品が再入庫される場合、在庫管理システムは自動的に在庫数量を更新し、正確な在庫情報を維持します。
◆ 返金・交換の管理
返品に基づく返金や交換のプロセスを管理し、顧客への迅速な対応をサポートします。
◆ 返品履歴の表示
各顧客や商品に関する返品の履歴を確認することができるので、販売戦略や顧客対応の参考情報として利用可能です。
棚卸機能
棚卸管理機能は、企業の物理的な在庫とシステム上の在庫情報との間の一貫性を確保するための機能です。以下では、棚卸管理機能の詳細について解説していきます。
◆ 物理的な在庫の確認
棚卸作業を通じて、実際の倉庫や店舗に存在する商品や部品の数量をカウントします。
◆ 差異の特定と分析
システム上の在庫情報と物理的な在庫との間の差異を特定し、その原因を分析する機能。不正や盗難、データ入力の誤りなどの可能性を追跡できます。
◆ 在庫情報の自動更新
棚卸の結果をもとに、システム上の在庫情報を自動的に更新し、正確な情報を維持します。
◆ 周期的な棚卸しのスケジューリング
日常的、月次、四半期ごと、年次など、定期的な棚卸しを計画し、スケジュールする機能。
◆ 棚卸しのレポート作成
棚卸しの結果や差異情報、原因分析などの詳細を含むレポートを作成し、関連部署や管理者に提供します。
在庫分析機能
在庫分析機能は、在庫に関する情報を詳細に把握し、効率的な在庫管理や購入戦略を行うための機能です。
以下では、在庫分析機能の主要な特性とそのメリットについてを説明していきます。
◆ 在庫の動向分析
過去のデータに基づいて、商品や部品の在庫動向を分析します。これにより、季節性やトレンドなどの要因による在庫の変動を理解することができます。
◆ 在庫の過多/過少分析
在庫が過多または過少である場合の原因や影響を分析し、適切な在庫水準を維持するための戦略を立てることができます。
◆ 在庫回転率の分析
在庫がどれくらいの頻度で更新されているかを分析し、商品の売れ行きや適切な発注量を推定する上での参考とします。
◆ 廃棄・滞留在庫の分析
廃棄される可能性のある在庫や長期間動かない滞留在庫の特定と、それに対する対策を立てることができます。
◆ 需要予測
過去の売上データや市場の動向をもとに、将来の在庫需要を予測する機能。これにより、無駄な在庫の蓄積を防ぎつつ、在庫切れのリスクも最小化することができます。
バーコード管理機能
バーコード管理機能は、商品や部品の特定、追跡、そして管理を効率的に、迅速に、そして正確に行えるようになるための機能です。次から、バーコード管理機能の詳細について紹介していきます。
◆ 商品・部品の特定
バーコードをスキャンすることで、該当する商品や部品の詳細情報をすぐに参照できます。これにより、商品の誤出荷や誤入荷を防ぐことができます。
◆ 迅速な在庫更新
商品の入出庫時にバーコードをスキャンすることで、在庫情報をリアルタイムで更新することができます。これにより、在庫の正確性を維持することができるとともに、在庫の過不足を予防することが可能となります。
◆ 誤入力の削減
手動でのデータ入力と比較して、バーコードスキャンはヒューマンエラーを大幅に削減します。
◆ 追跡と履歴の確認
各商品や部品の移動履歴や取引履歴をバーコードを基に追跡できるため、不正や誤動作の原因追求が容易になります。
◆ 効率的な棚卸
バーコード管理機能を利用することで、物理的な在庫のカウントを迅速かつ正確に行うことができ、時間と労力の削減が期待できます。
書類の作成、出力機能
書類の作成、出力機能では、注文書・発注書・納品書の作成などを行うことが可能です。以降で詳しい機能について見ていきましょう。
◆ 注文書・発注書の作成
商品や部品の購入時や販売時に必要な注文書や発注書を、在庫情報や取引先情報を元に簡単に作成できます。
◆ 納品書・請求書の生成
商品の出荷や取引が完了した際に、関連する納品書や請求書を自動生成し、印刷や電子メールでの送付が可能です。
◆ 在庫レポートの出力
現在の在庫状況、過去の在庫の動き、予測される未来の在庫動向など、さまざまな在庫関連のレポートを生成し、出力できます。
◆ バーコード・ラベル印刷
新しい商品や部品が入荷した際、その商品や部品用のバーコードやラベルを直接システムから印刷することができます。
◆ データのエクスポート
必要に応じて、在庫データや取引履歴をExcelやCSVなどのフォーマットでエクスポートし、外部のソフトウェアやシステムとの連携や分析を行うことができます。
在庫管理システムの導入にかかる費用相場は?
在庫管理システムの導入にかかる費用相場は、「クラウド型」と「オンプレミス型」で異なります。
初期費用 | ランニングコスト | |
---|---|---|
クラウド型 | 無料~数万円 | 2~5万円/月 |
オンプレミス型 | 100~1,000万円 | 10~40万円/年 |
クラウド型の在庫管理システムは、初期投資を低く抑えられるため、簡単に始めることができます。
一方、オンプレミス型の在庫管理システムは初期投資が高めですが、その代わりに高いカスタマイズ性があるのが特徴です。
在庫管理システムの導入がおすすめな企業の特徴は?
在庫管理システムの導入がおすすめな企業の特徴は、以下になります。
・人材確保に課題を抱えている企業
・複数のECサイトや実店舗を展開している企業
それぞれ見ていきましょう。
人材確保に課題を抱えている企業
まず人材確保に課題を抱えている企業は、在庫管理システムの導入がおすすめです。
前述したように在庫管理システムは、業務の効率化を可能とするので、その分、通常よりも少ない人数でも問題なく倉庫作業をすることができます。
また「人件費を減らしていきたい」「従業員の負担を減らしたい」といった事業者さんの悩みも解決できるため、ある程度の規模の倉庫を抱えている事業者であればどんな企業でも導入するべきシステムと言えるでしょう。
複数のECサイトや実店舗を展開している企業
また複数のECサイトや実店舗を展開している企業にも在庫管理システムはおすすめです。
というのも、在庫管理システムは、複数のECサイトや実店舗の在庫情報を一括して管理することができるため、在庫不足や過剰在庫を防ぐことができるからです。
また複数のECサイトや店舗で販売している大量の在庫を、一番効率の良い方法で出荷することもできるので、こういった事業者さんには是非おすすめしたいシステムをなっています。
在庫管理システムに関するその他の疑問
小規模の事業者におすすめの在庫管理システムは?
小規模の事業者で在庫管理システムを導入したいという場合は、自社で出せる予算と必要な機能を良く確認して、一番バランスの良いシステムを選ぶようにしましょう。
小規模事業者におすすめの在庫管理システムが知りたい方は小規模導入できるおすすめ在庫管理システム6選比較!の記事をご覧ください。
まとめ
在庫管理システムは、業界ごとにそれぞれ以下のサービスがおすすめです。
・mylogi
・ロジクラ
■製造業におすすめの在庫管理システム
・アラジンオフィス
・zaico
・みえぞう
・i-Reporter
■小売業におすすめの在庫管理システム
・CASHIER
・スマレジ(リテールビジネスプラン)
・poscm plus
■食品業におすすめの在庫管理システム
・W-KEEPER
・クラウドトーマスPro For foods
・楽商フーズ
・豪商
■医療業界におすすめの在庫管理システム
・Medicine Supervision
・スマートマットクラウド
・Musubi AI在庫管理
・ODSS
■在庫管理システムと連携できるその他システム
・楽商
・CROSS MALL
・TEMPOSTAR
・ネクストエンジン
・アシスト店長
在庫管理システムを選ぶ際は「クラウド型かオンプレミス型か」「業界に合った内容のシステムか」「他のシステムと連帯できるのか」「どの端末に対応しているか」「アフターケアは充実しているか」といったポイントを重視してどのサービスにするか決めていきましょう。