ECサイトを運営する場合、その業務内容は多岐に渡ります。Webサイトの構築、運営はもちろんのこと、マーケティングや商品の受注、発送なども自分の手で行わなければなりません。本記事ではそのような多岐に渡る業務の一つである梱包作業についてわかりやすく解説していきます。
目次
ECサイト運営における梱包作業の重要性
同業者が多く、競争の激しいEC市場において、EC事業者にはより安価で商品を販売することが求められます。そのため、商品の梱包作業一つをとっても手を抜くことはできません。なぜなら、商品の送料は梱包作業が完了し、最終的に梱包された際のサイズや重量により決定するからです。
また、送料を抑えるために無理な梱包を行ってしまえば、配送時に商品が破損してしまい、返品処理などの余計な業務と経費が掛かってしまいます。そのため、EC事業者には商品に最適なダンボールや梱包材の選定が必要になってきます。
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サイトの規模別梱包作業
梱包作業といってもその業務量はECサイトの規模により大きく変化します。
サイト草創期
ECサイトを構築した当初は商品の販売数もそう多くはないでしょう。販売店の規模にもよりますが月間約2,000個の販売数があるとします。この場合は毎日商品を梱包する必要はなく、週1回程度現有人員で梱包作業を行えば、販売店はうまく回るでしょう。
サイト成長期
しかし、ECサイトが成長し売上が伸びてくると状況は一変します。商品の販売数が月間20,000個が超えてきた場合、規模の小さい販売店は梱包作業に関して、現有人員のみでは梱包作業が行えなくなる可能性が出てきます。
ECサイトがこの規模に達した場合、販売店は梱包作業専用の人員を確保するか、外部委託をする必要があるでしょう。
サイト発展期
ECサイトがさらに成長した場合は、梱包専用ラインを作り、安定的な出社のできる人員を雇う必要があるでしょう。月間の梱包数が100,000個を超えた場合は毎日フルタイムで梱包ラインを動かし、安定した梱包を行う必要があるでしょう。
サイト成熟期
ECサイトの拡張性は青天井です。しかし、販売数があまりにも増えてしまえば、商品や在庫を保管する倉庫が必要になり、梱包作業をする人員も必要になります。ECサイトを拡張し販路を拡大してく際は、梱包作業を含めた、フルフィルメント業務を外部委託をしてみてもいいでしょう。
梱包用ダンボールの選び方
送料を安く抑えるためには、より小さいサイズに梱包することが求められます。そのため、梱包をするダンボール選びは極めて重要です。では、梱包をする際のダンボールの選定についてどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
ダンボール選びをする際は、まずは、運送業者の料金表を確認するといいでしょう。送料は箱のサイズ(3辺合計)や運送地域により異なります。自社の商品を梱包する場合は、「どのようなサイズの箱に収納すればいいのか」「その箱のサイズを配送する際に一番安価で配送できるサービスは何か」を見極める必要があります。
また、その際にクッション材などの緩衝材を入れることを忘れないようにしましょう。特に、割れやすい商品や精密機械などの商品を提供している販売店は注意が必要です。加えて、越境ECなどを頻繁に行っている企業も注意が必要です。越境ECを行う際は、利用する運送会社がいつも利用している会社ではない場合があります。そのため、料金体系が変わります。
特に、海外発送をする場合は、送料が高額です。越境ECを行う際は、海外発送専用のダンボールも確保する必要があるでしょう。
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[梱包資材専門店]ダンボールワン
ダンボールワンは通販会社を中心にダンボールや梱包資材を提供している企業です。ダンボールを専門に取り扱っていることもありその在庫数は圧倒的です。また、オーダーメイドでダンボールを購入することも可能で、サイズはもちろんのこと、自社のロゴの入ったダンボールや高さを変えられるダンボール、オシャレなダンボールなども販売しています。
また、豊富な在庫量を保有することから、オーダーメイドのオリジナルダンボールを発注した場合でも、当日出荷するすることも可能です。加えて、ダンボールワンは自社でECサイトを運営しているため、見積から注文まで全てインターネット上で行うことができます。
ECのミカタ通信が進める最新の梱包材
梱包ができるのはダンボールではありません。スリーエム ジャパン株式会社は切って張るだけで梱包のできる粘着シートタイプの梱包材「Scoth™ フレックス&シール梱包ロール」を開発しました。
「Scoth™ フレックス&シール梱包ロール」は衝撃や水滴から発送物を守り、不透明のため中身も見えません。また、ダンボールに比べると、梱包用のテープや緩衝材が不要であることに加え、発送物にピッタリの梱包ができます。
そのため、「Scoth™ フレックス&シール梱包ロール」はダンボールに比べ、強度こそ劣りますが収納スペースも必要とせず、送料のを安く抑えた発送が可能です。
封筒で梱包する場合の注意点
商品のサイズが小さく平たい場合は、封筒で発送することも可能です。また封筒による発送を行う場合も、商品を守るために緩衝材を入れることをおすすめします。封筒はダンボールに比べて強度はありません。そのため封筒を使用する際は、購入者に届く前に商品が破損してしまわないように注意をする必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事ではECサイトにおける梱包作業についてご紹介致しました。ECサイトにおいて梱包作業は、商品の販売価格を抑えるうえで大切です。また、梱包業務が自社内で行えない場合は、外部委託してみてもよいでしょう。
この記事がECサイトにおける梱包作業を行ううえで参考になれば幸いです。
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