EC一元管理システムはどれがおすすめ?比較ポイントは?と気になっていませんか。
結論、EC一元管理システムを導入するなら、以下13個のサービスから選ぶのがおすすめです。
▼おすすめのEC一元管理システム
・mylogi
・ネクストエンジン
・CROSS MALL
・アシスト店長
・タテンポガイド
・TEMPOSTAR
・LOGILESS
・助ネコ
・通販する蔵
・まとまる店長
・Crossma
・ITFOReC MS2
・速販UX
この記事では他にも、EC一元管理システムを選ぶ時の『比較ポイント』や導入のメリット・デメリットも紹介しています。EC一元管理システム導入の際には、是非参考にしてくださいね。
目次
EC一元管理システムとは?
ECサイトにおけるEC一元管理システムとは、ECサイトの在庫や受発注数などの情報を一括でまとめて管理するシステムのことです。
EC一元管理システムでは、複数のモール店舗や自社ECの受注情報や在庫情報を自動で取り込み、1つのシステム上でまとめて管理することが可能です。
またサービスによっては、倉庫管理や商品登録、メール送信などの機能を利用できるものもあります。そのため、自社の簡略化したい業務に合った機能を搭載しているEC一元管理システムを選ぶのがおすすめですよ。
おすすめのEC一元管理システム13選
ここではおすすめのEC一元管理システム13選を紹介していきます。
mylogi
mylogiは、当社アートトレーディングが提供しているEC一元管理システムです。
mylogiは、ECカートやモールの受注管理や在庫管理を一元化することができるのはもちろん、通常のEC一元管理システムにはない「倉庫管理機能」を利用できる点が強みになります。
mylogiの倉庫管理機能では、商品を自社倉庫にてバーコード管理することができるので、保管場所を選ばず素早くピッキングをすることが可能。また在庫管理機能と連動させることができるので、商品の売り越しや売り逃がしのリスクを軽減することができます。
さらにmylogiでは、自社倉庫だけではなく「Amazon FBA」といった委託在庫などに預けている商品の在庫管理も可能です。この機能は他のWMSにもあまり搭載されていない機能なので、複数の倉庫を管理したい事業者さんにもかなりおすすめですよ。
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ネクストエンジン
NE株式会社の提供しているネクストエンジンは、業界シェア1位のEC一元管理システムです。NE株式会社も自社でネットショップ運営を行っており、自社で行っているEC運営業務に沿ったEC一元管理システムの機能開発を行っている点が特徴です。
管理したい店舗追加や取り扱い商品数、倉庫システムとの連携など、安心して基本的な機能を使用できることから、多くの人気を集めています。
CROSS MALL
「CROSS MALL」はシステム戦略・Web戦略・人材戦略を駆使し総合的なビジネス支援を行っている株式会社アイルで提供されているEC一元管理システムです。
CROSS MALLでは「商品登録」「在庫管理」「受注管理」「発注・仕入れ」を自動化し、複雑判断が必要な業務は人間がになうことでネットショップ運営を最適化します。
アシスト店長
「アシスト店長」は、ECサイトの運営を支援している株式会社ネットショップ支援室が提供しているEC一元管理システムです。
アシスト店長の強みは、受注・在庫情報の管理による作業時間短縮に加え、顧客管理機能や細やかな自動同梱物機能により、1to1に近いCRM施策が打てる点で、LTVの向上が期待できる点です。
タテンポガイド
株式会社スマートソーシングもEC一元管理システムの「タテンポガイド」を提供しています。
タテンポガイドでは複数のECサイトの在庫管理・販売管理・出荷管理・顧客管理などを一括で管理できます。自社企業の運営方針に合わせて、外部機能との連携や機能追加なその独自カスタマイズが可能な点が大きな魅力です。
TEMPOSTAR
NHN SAVAWAY株式会社では、「TEMPOSTAR(テンポスター)」というEC一元管理システムを提供しています。主に複数モールの受注、在庫、商品情報を一括管理できます。
同サービスの最大の魅力はネットショップの運営に必要なツールをワンストップで提供し、サイトごとに発生する在庫管理、商品管理、商品業務、受注管理などの爆ヤード業務を一本化できるという点です。
LOGILESS
株式会社ロジレスでは、受注管理システムと倉庫管理システムが一体型となったEC自動出荷システムの「LOGILESS(ロジレス)」というサービスを提供しています。
同サービスを利用することで受注から出荷までの作業を自動化でき、ニューマンエラーを未然に防げるようになります。
加えてLOGILESSには各ネットショップの独自業務を再現できるという強味があります。
通販する蔵
株式会社ソフテルが提供しているEC一元管理システムが「通販する蔵」です。
通販する蔵では、複数ショップの一元管理、配送システムとの連携、売上分析等、業務に合わせたカスタマイズを行うことが可能です。本体にEC一元管理システムの基本的な機能を持つため、必要な部分だけをカスタマイズで追加することで、業務にぴったり合った仕組みを導入することができます。
まとまる店長
株式会社ブランンジスタでは「まとまる店長」という複数ECサイトのEC一元管理システムを提供しています。
商品データをそれぞれのECサイトに合わせて自動変換機能や、複数店舗の在庫を自動的に連携更新する「在庫管理機能」を備えています。複数ECサイトの運営が一般的となっているEC業界において、サイト複数運営コストの削減と新たな販売機会の創出が期待できます。
Crossma
株式会社IZUMIでは「Crossma」というオールインワン併売ツールを提供しています。具体的にはAmazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場の同時併売において半自動化出荷品から出荷完了までを自動化できるツールになります。
出品から受注、出荷、在庫管理などの基本のオペレーションはもちろん、モール事の価格改定細かいなどの作業もほぼ自動化できる仕組みなので、多店舗展開によって受注件数が増えてもオペレーション工数などにかかる負担の増加を抑えられます。
ITFOReC MS2
株式会社アイティフォーでは、「ITFOReC MS2」というEC一元管理システムを提供しています。
こちらのサービスの最大の特徴はシステムのフルカスタマイズが可能な点です。各ECサイトに最適な形で商品情報・在庫情報を一元管理し、運用にかかる負担を軽減します。
速販UX
株式会社サイオでは、複数ネットショップの一括管理ソフトである「速販」シリーズを提供しています。
ネットショップの規模が拡大するにつれて膨大な量になる受注管理業務を一括管理することで、商品企画や販売促進施策の実施などに時間を有効活用できるようになります。
速販シリーズは自社の運用形態に合わせて一部カスタマイズ可能です。具体的な機能としては受注データをクラウドで管理する「速販UX」やモール間の在庫数を管理する「速販在庫」などが存在します。
EC一元管理システムの比較ポイント
自社にとって、最適なEC一元管理システムを選ぶためには、以下のポイントに注目するのがおすすめです。
・対応機能
・対応モールやカートの範囲
・無料利用期間の有無
それぞれ見ていきましょう。
対応機能
EC一元管理システムを選ぶ際には、まず「自社ではどんな作業を簡略化したいのか、そのためにどんな機能が必要なのか」を洗い出すようにしましょう。
というのもEC一元管理システムは、それぞれのサービスによって、対応できる機能が様々だからです。例えば、「A社のEC一元管理システムの場合は、それぞれのモールの商品情報を一括変更できる機能があるがB社にはついていない」「B社のEC一元管理システムは倉庫管理機能もついているが、C社で倉庫管理するには別のWMSが必要」といったように、各会社のシステムによって、対応できる機能は全く異なります。
ここからは、通常のEC一元管理システムによく搭載されている機能を見ていきましょう。自社ではどの機能を導入するべきか確認して、必要な機能が搭載されたEC一元管理システムを選ぶようにしてくださいね。
◆受注管理
一般的なEC一元管理システムには「受注管理」の機能が搭載されています。
受注管理の機能を利用すると、複数のモールやカートで発生した受注データを1つのシステムで管理することが可能です。
また、料金未払いの場合やラッピングの対応が必要な場合、離島配送など、特別な対応が必要な注文のみを自動で仕分けをしてくれるため、受注管理の担当者は注文すべてに必ず目を通す必要がなくなります。
そのためEC一元管理システムの受注管理機能は、「現在、商品の申し込みが多く受注業務に多くの時間を割いてしまっている」という事業者におすすめの機能と言えるでしょう。
◆在庫管理
EC一元管理システムには、一般的に「在庫管理」の機能も搭載されています。
在庫管理機能では、各モールやECカートの在庫情報を自動で適切に管理することが可能です。
例えばEC一元管理システムを導入するまでの在庫管理は、入出荷で在庫数の変動が起きるたびに、それぞれのモールやECカートの在庫数への対応を手入力でしなければなりませんでした。
しかし在庫管理機能を搭載したEC一元管理システムを導入すれば、在庫の増減に合わせて、それぞれのモールやECカートの在庫情報も自動で変動するので、ミスや手間をなくすことが可能です。
そのため現在ECサイトの運営で、「在庫の管理に時間がかかっている」「在庫情報が間違っていて商品を送れなかったことがある」という事業者は、在庫管理機能がしっかり搭載されたEC一元管理システムを導入するようにしましょう。
◆倉庫管理機能
またEC一元管理システムによっては「倉庫管理機能」が搭載されたサービスも提供されています。
倉庫管理機能とは、入出庫や検品といった物流に関わるほとんどの作業を正確に素早く行うための機能です。
例えばEC一元管理システムの倉庫管理機能を使わない場合、広い倉庫から注文のあった商品を探すには、かなりの時間がかかってしまいますし、人的ミスが起こる可能性も高いです。
しかしEC一元管理システムの倉庫管理機能を利用すれば、倉庫内のどの場所に目的の商品があるか一目で探すことができ、商品のピッキングミスが起きることもありません。
そのため、ECサイト運営において自社にある程度の広さの倉庫を保有していて、ピッキングや出荷に時間がかかっているという事業者は、「倉庫管理機能」も搭載されたEC一元管理システムを利用するのがおすすめですよ。
◆商品登録機能
EC一元管理システムの中には「商品登録機能」が搭載されたサービスもあります。
商品登録機能とは、各モールやECカートで掲載された商品写真や商品情報を、EC一元管理システム上で一括変更できる機能のこと。
商品登録機能を利用すれば、例えばセールのタイミングなどに「別モールで販売している同じ商品の価格を一気に変える」といったことが可能になります。
そのため商品登録機能は、多くのモールやカートにそれぞれ同じ商品を出品していて、度々商品情報を変更することがあるという事業者さんにおすすめの機能と言えるでしょう。
◆メール送信機能
EC一元管理システムの中には「メール送信機能」を使うことができるサービスもあるので、覚えておきましょう。
メール送信機能とは、お客さんの状況に合わせて、適切なメールを自動で送信することができる機能のこと。
例えば、新規客とリピーターでそれぞれ別の文面のメールを自動で送ることが出来たり、購入後数日後にステップメールを自動で送信することも可能です。
そのため、「出荷後のメール送信業務に手がかかっている」「時間をかけずステップメールを送ってリピーターを獲得していきたい」といった事業者は、メール送信機能がついているEC一元管理システムを選ぶのがおすすめですよ。
対応モールやカートの範囲
EC一元管理システムには様々なものがあり、システムごとに連携することができるモールやECカートが異なります。
【例】
楽天モール、ECカートshopifyには連帯できるが、ZOZOTOWNには連帯できない…など
そのため、モールに出店している場合には導入しようとしているシステムがモールに連携することができるのかを事前に確認しておくことが重要です。
また今後事業を拡大していく場合には、今後出店しそうなモールと導入するシステムが対応しているかどうかについても詳しく調べておくようにしましょう。
無料利用期間の有無
EC一元管理システムを選ぶ時は、無料利用期間が設けられているかにも注目しましょう。
というのもEC一元管理システムは、試しにシステムを利用してみないと、EC担当者にとって本当に操作しやすいものなのかどうかがわからないから。業務効率を上げるために利用にもかかわらず、導入してから使い勝手が悪く操作に時間がかかるということに気づいてしまうと、お金や時間が無駄になってしまいます。
そのためEC一元管理システムを選ぶ時は、それぞれのサービスのデモンストレーションを受けてみるか、無料利用期間があれば一定期間お試しで導入してからどのシステムが使いやすいかを判断するようにしましょう。
EC一元管理システム導入のメリット
EC一元管理システム導入のメリットは、以下になります。
・受注情報を素早く取得できる
・コストの削減ができる
受注情報を素早く取得できる
EC一元管理システムを導入することで、受注に関する情報を素早く得ることができます。
具体的には管理上のステータスが「受注完了なのか」「入荷待ちなのか」「配送中なのか」などの全ての受注情報をすぐに取得することができるということです。
また、一元管理がされていないことで発生する情報の行き違いも防ぐことができます。
複数モールの在庫情報を一括更新できる
複数のモールで管理している在庫情報を一元管理することで、複数モールの在庫情報を一括更新できるようになります。
具体的には1つのモールから商品が購入されて在庫が1つ減ったとしても、その情報が即座にすべてのモールの在庫情報に反映されるということです。
全てのモールの在庫情報がすぐに、更新されるので、在庫不足や売り逃しのミスをなくすことができると言えるでしょう。
コストの削減ができる
EC一元管理システムを使うことで、受注業務や在庫管理など手作業で行っていたことに対してのコストを削減することができます。
具体的には受注業務や在庫管理を全て手動で行うと、その分作業時間は増え、必要な人件費も多くかかってしまいます。
しかし、EC一元管理システムを導入することで受注業務や在庫管理を自動化することが可能です。必要最低限の作業を効率的に行うことができるためリソースを減らすことができ、結果としてコスト削減が可能になるでしょう。
EC一元管理システム導入のデメリット
EC一元管理システム導入のデメリットは、以下になります。
・導入コストがかかる
・業務体制の変更が必要になる
導入コストがかかる
EC一元管理システムの導入には費用がかかるというデメリットがあることも覚えておきましょう。
例えば、EC一元管理システムを導入して、人件費を削減することができたとしても、システムの導入費用がそれよりも高額である場合、結果として損することになってしまいます。
そのため導入時には、必ず利用目的を明確にして、費用対効果しっかりと測定するのがおすすめですよ。
業務体制の変更が必要になる
EC一元管理システムを導入することで、「これまでの業務方式や人員配置を見直さなければならない」というデメリットが発生することも頭に入れておきましょう。
つまり新しいシステムを導入することで、人事配置を変更しなければならず、社内に混乱を招いたり、新しい業務をスムーズに遂行できない社員もでてくる可能性も考えられるということです。
そのため、新しくEC一元管理システムを導入する場合は、事前に適切な人事配置を行い、誰でも使いこなせるようなマニュアルを作成するようにしましょう。
EC一元管理システムはどんな企業が導入するべき?
ここではどういった企業がEC一元管理システムを導入した方が良いのかを解説していきます。
業務の効率化や業務の質の向上を図りたい企業
まず「業務の効率化や業務の質の向上を図りたい企業」は、EC一元管理システムを導入するのがおすすめです。
EC一元管理システムを導入することで作業の重複や作業のミスを減らすことができます。そのため、今までよりも短時間で作業を終えることができ、業務の効率化を図ることが可能になります。
また、業務を効率化することで、余った時間を商品やサービスの質向上に費やすこともできるため、EC一元管理システムはこれから商品企画に力を入れていきたい企業にもおすすめのサービスと言えるでしょう。
データに基づいた戦略を練りたい企業
次に「データに基づいた戦略を練りたい企業」にもEC一元管理システムの導入はおすすめです。
EC一元管理システムを導入することで顧客の購買履歴や顧客情報を一括で管理することができるので、そのまとまったデータから販売戦略を立てやすくなるからです。結果として、ECサイトの売上の増加に期待することができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事ではEC一元管理システムを提供している会社13社をご紹介いたしました。
会社によってサービス内容や特徴は異なるので、何社か候補を出して比較しながら自社にぴったりのシステムを見つけるようにしましょう。
本記事が皆さんがECサイトを運営する際の参考になれば幸いです。